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篠山紀信 / SHINOYAMA Kishin

シノラマニッポン / SHINORAMA NIPPON(サイン入り)

シノラマニッポン / SHINORAMA NIPPON(サイン入り)

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篠山紀信による写真集。1983年以降に展開した独自の写真表現「シノラマ」を、日本各地の風景、伝統建築、芸能、人物へと向けた一冊。

「シノラマ」とは、篠山がシネラマ、パノラマ、そして自身の名を組み合わせて名づけた造語である。複数のカメラや複数の視点を組み合わせ、一つの視界では捉えきれない広がりや時間の重なりを、一つの画面の中に構成する方法として展開された。

本書では、1台の4×5インチ大型カメラを旋回させながら複数方向を撮影する方法や、複数台のカメラによる同時撮影など、さまざまな手法を用いている。通常の一眼的な遠近法を崩し、複数の視点、異なる時間、異なる空間を一つの画面へと接続することで、現実の断片を再構成し、新たな視覚体験を生み出している。

撮影されたのは、日本の四季、祇園一力亭、吉兆、三社祭、東大寺、永平寺、文楽、歌舞伎、能、茶室、温泉、富士山など、日本文化を象徴する風景や場所、人物たち。大原麗子、真野あずさ、中川一政、吉永小百合、市川崑、イサム・ノグチ、坂東玉三郎、植田正治らも登場する。

1986年から1988年まで『家庭画報』で連載された「シノラマニッポン」を中心に再構成し、新規撮影分も加えて刊行。192頁にわたる連続両観音開きの造本も大きな特徴で、最大約1メートルに広がる画面によって、シノラマの多視点的な空間を本そのものの構造として体験できる。

磯崎新は、本書のシノラマを、日本美術における絵巻、屏風、障壁画、浮世絵などの連続的・多焦点的な表現と重ね合わせて論じている。構成・造本は田中一光。写真、印刷、製本が一体となった、1980年代の写真表現とブックデザインの実験性を伝える一冊。

献呈署名入り。

[タイトル] シノラマニッポン / SHINORAMA NIPPON
[出版元] 世界文化社
[出版年月日] 1989年8月1日
[ページ数] 193頁
[大きさ] 約280*375*25mm / 2050g
[フォーマット] ハードカバー / スリップケース
[言語] 日本語、英語
[タイトルよみ] シノラマニッポン
[著者・編者等] 篠山紀信/著、磯崎新/文、田中一光/構成・造本、鈴木政紀/レイアウト、金子美津子/本文・編集、ジャパンエコー社/翻訳
[印刷] 共同印刷株式会社/印刷・製本
[ISBN] -
[状態] 中古 献呈署名入り【4】並〜並下(函:少スレ・少ヤケ・少キズ、本体:観音開き5箇所に折れ・少シワ)
[付属品] スリップケース
[掲載本] -
[関連展覧会] -

篠山紀信(しのやまきしん)1940-2024

東京都生まれ。写真家。

日本大学芸術学部写真学科在学中より広告制作会社ライトパブリシティに勤務。1960年代から広告、雑誌、ポートレート、ヌード、建築、舞台芸術など幅広い領域で撮影を行い、戦後日本の写真表現とビジュアルカルチャーに大きな影響を与えた。

1980年代以降は、印刷媒体だけでなく、複数スクリーン、映像、LD、VHD、ハイビジョンなど、新しい視覚メディアにも積極的に取り組んだ。「シノラマ」は、複数の視点を組み合わせることで、写真の単一的な遠近法を超えようとした実験的なシリーズである。

主な作品に『晴れた日』『家』『シノラマ ニューヨーク』『シノラマ 人間』『シノラマニッポン』『TOKYO NUDE』『坂東玉三郎の世界』など。

< Related Figures >

田中一光、磯崎新、横尾忠則、植田正治、イサム・ノグチ、坂東玉三郎、勅使河原宏

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