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内藤正敏 / NAITO Masatoshi

東京―都市の闇を幻視する― TOKYO 1970–1985

東京―都市の闇を幻視する― TOKYO 1970–1985

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写真家・内藤正敏が1970年から1985年までの16年間にわたり東京を撮影した写真集『東京―都市の闇を幻視する― TOKYO 1970–1985』。

1960年代後半から1980年代にかけて、東北地方の民間信仰や宗教世界を継続的に撮影してきた内藤が、その視線を大都市・東京へ向けた一冊。浅草の見世物小屋を起点に、上野、銀座、新宿などを歩き、夜の街で出会う人々や都市の周縁、祭礼、見世物、歓楽街などにストロボを向けながら、東京の表層の下に残る「江戸」の記憶や、闇、信仰、芸能、犯罪、死者の世界を探っている。

本書は、『アサヒカメラ』1971年5月号から12月号に連載された「東京市街図」と、『カメラ毎日』1983年10月号、1984年3月号・12月号に発表された「東京」シリーズを中心に、未発表作品を加えて構成。1970年代から1980年代半ばにかけて変化を続けた東京を、内藤独自の視点から捉えている。

写真とあわせて「東京論ノート」を収録。都市の闇、浅草、四谷怪談、徳川幕藩制国家の都市計画などについて、写真から喚起されたイメージをもとに文章を展開している。内藤自身があとがきで、写真を「モノの本質を幻視できる呪具」、文章を見えない世界を見るための「もう一つのカメラ」と位置づけている。

本文末には英文「TOKYO: A VISION OF ITS OTHER SIDE」を収録。
写真・文・構成・題字・装丁を内藤自身が手がけた。

[タイトル] 東京―都市の闇を幻視する― TOKYO 1970–1985
[出版元] 名著出版
[出版年月日] 1985年6月24日(初版1刷)
[ページ数] 224頁
[大きさ] 約210*304*27mm / 1,610g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語・英語
[タイトルよみ] とうきょう としのやみをげんしする
[著者・編者等] 内藤正敏/著・写真・文・構成・題字・装丁、Kazue Kobata・Arturo Silva/英訳
[印刷・製本] 大日本印刷/印刷、大日本製本/製本
[ISBN] 4626011926
[状態] 中古【5】並(カバー:少スレ・天シミ・少イタミ、本体:天僅かにシミ)
[付属品] 帯欠
[掲載本] -
[関連展覧会] 「東京」(ミノルタフォトスペース、1985年)

内藤正敏(ないとう まさとし)1938–

1938年、東京生まれ。写真家、民俗学者。早稲田大学理工学部応用化学科卒業後、倉敷レイヨン勤務を経て写真家として活動する。

25歳の頃、撮影のため訪れた出羽湯殿山で即身仏に出会ったことから修験道への関心を深め、1966年には羽黒山伏の秋峰修行に参加。東北の民間信仰、修験、死者の表象などを継続的に調査・撮影し、闇のなかでストロボを用いる独自の写真表現を展開した。「日本のミイラ」で日本写真批評家協会新人賞を受賞し、『出羽三山と修験』で第2回土門拳賞を受賞している。

『遠野物語』『婆バクハツ!』など、東北の信仰や民俗を主題とした作品を発表する一方、1985年には本作『東京―都市の闇を幻視する―』を刊行。東北と江戸・東京、自然と都市、科学と宗教といった異なる領域を横断しながら、写真と文章の双方を用いて見えない歴史や精神世界を探究している。

写真家としての活動と並行して、『ミイラ信仰の研究』『修験道の精神宇宙』『遠野物語の原風景』『日本のミイラ信仰』など、民俗学・宗教研究に関する著作も多数刊行。1985年にはミノルタフォトスペースで「東京」を開催し、本作によって1986年に日本写真家協会年度賞を受賞した。

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