UNTITLED RECORDS
UNTITLED RECORDS
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北島敬三が30年以上にわたり撮影してきた、日本各地の風景写真から168点を収録した写真集。
「UNTITLED RECORDS」という名称が初めて用いられたのは、雑誌『日本カメラ』2012年1月号から2013年12月号まで続いた連載。東日本大震災後の被災地で撮影した写真に、震災以前から進めていた「PLACES」シリーズの北海道や沖縄などの写真を織り交ぜ、平時と非常時の風景を地続きのものとして提示した。
北島は1989年頃から、ストリートスナップに代わる方法を模索し、都市や地方にある見過ごされがちな場所を継続して撮影してきた。空き地、駐車場、古びた住宅、裏通り、仮設の囲い、小屋。特定の物語や感情へ容易に結び付かない、「意味がくじける場所」「言葉がつまずく場所」に、土地の変化と歴史の層を見いだしている。
2014年から2021年にかけては、photographers’ galleryで全20回の連続写真展「UNTITLED RECORDS Vol.1–20」を開催。新作と旧作を組み合わせながら、変化し続ける被災地と日本各地の風景を、性急に完結させることなく発表した。
本書では、2009年に北海道利尻町で撮影された小屋の写真から、2005年に長野で撮影された空の駐車場と老朽化した建物の写真までを収録。風化や解体にさらされた小屋、失われた建物の痕跡を残す空地などを通して、近代的な「豊かさ」や「未来」の語りから取り残された場所に潜む、衰退と再生の動きを記録する。
撮影には中判デジタルカメラを用い、画面の隅々まで精緻に写し取られた風景が、均質な光のもとでフラットに並べられている。場所や日時の説明に回収されない一枚一枚の写真が、震災前後の時間を横断しながら、写真における「記録」のあり方を問いかける。
[タイトル] UNTITLED RECORDS
[出版元] BankART1929
[出版年月日] 2022年8月26日 初版第1刷
[ページ数] 192頁
[大きさ] 約316*254*19mm / 1225g
[フォーマット] ソフトカバー、スリーブケース
[言語] 日本語、英語
[タイトルよみ] アンタイトルド レコーズ
[著者・編者等] 北島敬三 / 写真、高橋しげみ / 執筆、宮永紀子 / 翻訳、北風総貴 / デザイン、池田修・細淵太麻紀 / 企画
[印刷・製本] アイワード(浦有輝 / プリンティングディレクター)
[ISBN] 9784902736533
[状態] 中古【7】並上(ケース角僅かにアタリ)
[付属品] スリーブケース
[掲載本] -
[関連展覧会] 北島敬三「UNTITLED RECORDS」|BankART Station|2022年8月26日—9月25日
北島敬三(きたじまけいぞう)1954–
長野県生まれの写真家。
1975年、新宿ニコンサロンで初個展「BC ストリート・オキナワ」を開催。1979年から1980年にかけて、連続写真展および写真集『写真特急便 東京』『写真特急便 沖縄』を発表した。
1980年代後半以降、ストリートスナップから風景と肖像の撮影へ移行。2000年代には、無名の人々を撮影する「PORTRAITS」と、日本各地の風景を記録する「PLACES」を展開した。
東日本大震災後、「PLACES」を再考する枠組みとして「UNTITLED RECORDS」を開始。2014年から2021年まで、photographers’ galleryで全20回の連続写真展を開催した。
主な写真集に『NEW YORK』『A.D.1991』『USSR 1991』『EUROPEAN DIARY 1983–1984』など。日本写真協会新人賞、第8回木村伊兵衛写真賞、第32回伊奈信男賞、第41回土門拳賞を受賞。
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高橋しげみ
倉石信乃
photographers’ gallery



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