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荒木経惟 / ARAKI Nobuyoshi

The Banquet

The Banquet

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荒木経惟による写真集『食事 / The Banquet』を、ニューヨークの出版社Errata Editionsによる「Books on Books」シリーズの第15号として再構成した一冊。1993年にマガジンハウスから刊行され、のちに入手困難となったオリジナル版『食事』の全ページを複写して収録し、写真集そのものの構成を追体験できるようにしている。

『食事』は、荒木が妻・陽子と過ごした最後の日々の食卓を記録した、きわめて私的な写真日記。リングストロボとマクロレンズを用いて撮影された料理の数々が、鮮烈な色彩と接写によって生々しく浮かび上がる。日々の食事という身近な営みを通して、荒木と陽子の親密な時間が記録されている。

前半の色彩豊かなカラー写真に対し、陽子の余命がわずかであることを告げられた後に撮影された写真はモノクロームへと移行。食卓に並ぶ料理を見つめる視線の変化を通して、愛する人との生活、身体、食、生と死が重なり合っていく。

本書は、希少・絶版となった重要な写真集をページ単位で複写し、その造本やシークエンスを紹介するErrata Editionsの「Books on Books」プロジェクトの一冊。オリジナル版『食事』の複写に加え、アイヴァン・ヴァルタニアンによるエッセイ「Dining—A Lover's Tryst」を収録。荒木経惟の作品における「私写真」のあり方と、写真集という媒体そのものを読み解くための資料としても重要な一冊。

[タイトル] The Banquet
[シリーズ] Books on Books #15
[出版元] Errata Editions
[出版年月日] 2012年
[ページ数] 136頁
[大きさ] 約185*248*17mm / 650g
[フォーマット] ハードカバー、カバー
[言語] 英語
[タイトルよみ] ザ バンケット
[著者・編者等] 荒木経惟/写真・文、Ivan Vartanian/エッセイ、Jeffrey Ladd/シリーズ・コンセプト・ブックデザイン、Ed Grazda/編集
[印刷] 中国
[ISBN] 978-1-935004-29-5
[状態] 中古【7】並上(カバー:背部分に少キズ)
[付属品] カバー
[掲載本] -
[関連書籍] 『食事』/荒木経惟/マガジンハウス/1993年

荒木経惟(あらきのぶよし)1940-

東京都生まれ。千葉大学工学部写真印刷工学科を卒業後、電通に勤務。広告写真の仕事に携わる一方で、自身の写真制作を続ける。1971年、自費出版による写真集『センチメンタルな旅』を刊行。妻・陽子との新婚旅行を記録した同作を起点に、私生活と写真を不可分に捉える独自の表現を展開した。

東京の街、女性、花、空、食事、愛する人との生活と死など、身辺の出来事を写真へと変換し続け、膨大な作品と写真集を発表。「私写真」とも呼ばれる実践を通じて、日本の戦後写真を代表する写真家の一人として国内外で高く評価されている。

代表作に『センチメンタルな旅』『東京は、秋』『写真論』『愛しのチロ』『冬へ』『センチメンタルな旅・冬の旅』『食事』『東京ラッキーホール』『さっちん』など。

< Related Figures >

荒木陽子、深瀬昌久、森山大道、須田一政、瀬戸正人、Martin Parr

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